本日、西暦2015年2月17日は、ネパールのビクラム暦ではファグンの月の5日。「シヴァ・ラートリー」と呼ばれるネパールの祭日です。学校や官公庁も休みで、ヒンズーのわりと大きなお祭りがあります。昔ながらの伝統的な祝い方をしている人もいれば、行列を作って練り歩く人たちもいました。

ヒンズー教の神々の中でもシヴァ神は有名なので、日本人でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。というか僕も名前くらいしか知らないのですが、このシヴァ神が降誕する日が、ラートリーと呼ばれる今日なのです。今晩舞い降りてくるらしいので、ヒンズーの大きな寺院では夜通し儀式をしていたりもします。

そしてこの日は、朝からやたらと検問が多くなる日でもあります。僕が普段歩いている近くの路地にも、今日だけの特別な検問が設置されていました。即席の検問ですが、イチイチ止められてしまうのでちょっと面倒。

そんな今日の様子がこちらです。

じゃじゃん。

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見えます?子供たちが紐を引っ張って道路を通せんぼし、道行く人やバイク・車も停めています。そして停まった人やバイクに、お盆を持った子供が近づき・・・

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パイサー!パイサー!(お金ーお金ー)と叫びながら、通行料?を徴収するというわけです。ネパールにはこんな行事があるんですね。様子を観ていると、通る人たちの半分くらいがお金をあげていました。ヒンズーの伝統を大事にする人や子供に甘い人たちは、あげちゃうもんなんですよねぇ。

集めたお金は何かに宗教的なことに使うのかと思いきや、子どもたちに聞いてみると、お菓子を買って食べるということでした。そのままお小遣いになるようではありますが、比較的年上の子たちがほとんど使ってしまい、小さい子たちの分け前は10~20ルピーだけになるということも多いそう。ま、お約束な展開ではあります。

 

この通せんぼゾーン、車が行き交うような大きな道ではさすがにやってないんですが、生活道路や裏道的なところではけっこうな数出くわしました。今日歩いた中でも10回以上は止められました。あ、僕は1ルピーも出していません。「こういう施し的なことはしないほうがネパリのため」というのが持論なので。

というか、様子を観てると「お金お金ー」と言ってたかる割には、くれた大人に対してお礼も言わないんですよ、ほとんどの子たちは。そんな『もらって当然』みたいな態度の子たちにこびへつらうのは何か嫌で。僕ってほら、ノーと言える日本人ですし?

でもま、笑顔でからんでくるので、何だかんだ子どもたちは可愛いんですけどネ。でも、もらうのが当たり前みたいな態度は培ってほしくないので、今日は全部「はいはい、僕は外国人だからね」と言って紐をくぐっていきました。世の中そんなに甘くないことを教えつつ。

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お金ってのは、働いて得てこそ価値が分かるもんだよ、と諭す僕。(画像はイメージです)

 

外国人だからねって言うと「ええ~」とがっかりそうに納得する子もいれば、しつこくお金をくれ!と食い下がってくる子もいました。ネパールに長く住む日本人の先輩によると、こういう時は日本語で適当に声を掛けながら素通りすれば、大体の子はあきらめるそうです。こいつ外国人か!言っても無駄だな、次いこう次!となるので。

この子どもたちの行動の由来を何人かに聞いたんですが、こうやってお金を集めることとシヴァ降誕の関係性を知っている人に出会えず、分からないまま今日が終わりました。子供たちはもちろん、ただの稼ぎ時としか思ってないようでしたし。笑 日本ほとんどの子たちは、クリスマスと言えばサンタがプレゼントをくれる日、正月と言えばお年玉をもらう日、みたいに覚えてますもんね。

あ、でもこの日寺院によっては、ヒンズーの修行僧が集まって、大麻をアレしてアレな状態になってる場面とかも観れる日です(儀式なのか修行なのか意味不明ですよね)。ご興味のある方は観に行ってみてください。でもアレな人たちは危険な時もあるので、近づき過ぎないように十分ご注意を!