ただ小麦粉を練って揚げただけみたいなドーナツは、ネパールではひとつ5ルピーくらいから手に入ります。さらにちょっとバター風味のやチョコがかかったものも売っていますが、揚げたてなら5ルピーのドーナツでも美味しいものです。

ネパール生活になって僕はよく食べているドーナツですが、米粉で作ったドーナツみたいなカジャ(おやつ)「セル」を以前ご紹介しました。セルはけっこうポピュラーなカジャなのでカトマンズでも田舎のほうでも売っているものですが、もうひとつドーナツっぽいものがあるのをご存じでしょうか。

それが「バン」というカジャでして、友達とおいしいドーナツ屋さんの話をしていた時に教えてもらったんです。あのお店のバンっていうカジャも美味しいよ!と。僕は最近知ったので気になり、教えてもらったそのお店まで買いに行くことにしました。

その日は午前中ずっと別件で歩き回っていまして。まだ何も食べてないからそろそろ何か食べたい、そうだあのバンが美味しいと言われていたお店を探し、そこで初めてのバン体験をしよう!と思い立ったのです。もう気分はババンバン。

大体の場所は聞いていたので、そのあたりのバザール(市場)をうろうろ。でも見つからなかったので、バンのことを教えてくれた友達に電話して場所を聞き・・・とうとうそのお店を発見!

入ってみると古めかしい地元のカジャ屋さんという感じのお店。ネパールでよくある小さなお店です。その時はバンというものの姿形も分からなかったので、お店の人に「ここでバン買えます?」と聞いてみると、なんと。

「今日の分はもう売り切れたよ」との返事。なんてこったい!しかも「日本人だろ?あなたの友達が買って行ったのが最後だったよ」と、まさかの理由。えええ~

 

DSC06637

「バン?さっきダチが買ったんが最後やで?」という店主。※画像はイメージです

 

あとで確認してみたら、僕にバンのことを教えてくれた友達が、確かに少し前にバンを買っていました(笑)。今日はもう、まだ見ぬバンに期待を膨らませ、完全に「ランチはバン!」モードになっていたというのに。この日、バンを食べることは不可能となったのでした。

DSC06157

バァーン!どんな味だったんだー!※画像はイメージです

 

そのバンを作っているお店は一日一回朝しか作らないものだったらしく、バンとの出会いは後日に持ち越されることになってしまいました。その日はもうバンが何なのか気になってしょうがなかったんですが、結局何食べたんだっけなぁ、チョウミンか何かを食べて済ませた気がします。

そして改めてまた同じ店に出かけまして。今度は前回より少し早目の時間に行って、バンとランデブーすることができました。けっこう歩いた先にあったお店でしたしね、もう無駄足は避けたかったので!

こうしてやっと出会えた、気になるバンの写真はこちら。

ババババーン。

DSC06713

どうでしょう?何の変哲もない、ただの揚げパンに見えるかもしれませんが。

中身はどうなってるのかな?と割ってみると・・・

 

なんと!

DSC06710

はい、何の変哲もないただの揚げパンです(笑)。ひとつ10ルピーのカジャに過度な期待をしてはいけません。ネパールってそういうものです。

味のほうですが、ドーナツも売っているお店だったからか、何かドーナツと似ているなーと感じたんです。で、実際に確認してみると、ドーナツ生地を丸めて揚げたのがバンだそうです。似ているどころかまったく同じ味でした!うん、ネパールってそういうものです。

というわけでお店によって若干の違いはあるとは思いますが、バンはドーナツ生地をパン状にして揚げたものってことで、僕の中で落ち着きました。じゃあドーナツを食べても同じじゃんと思うかもしれませんが、そこはやっぱりほら、せっかく「バン」って名前がついているんですし。ね?

美味しいのかどうかで言うと僕は好きですね。単品でチヤと一緒に食べてもいいし、何かタルカリ(おかず)と一緒に食べてもいいと思います。バンを教えてくれた友達に感謝です。また何かお勧めがあったら教えてね!