少し前にネパールのタクシー利用法について記事を書きましたが、まだ注意することがありました。じつはタクシーの運転手と言えども、詳しい住所を知らないということです。たとえばタメルに行ってくれというと、タメルチョークあたりを目指していきます。でもタメルの○○ホテルに行ってくれ、などの具体的な指示になると、知らないことが多いです。ガイドブックに載っているような有名なホテルなどであってもです。

日本のタクシーだったら、ホテル名とか住所番地を伝えたら大丈夫だと思います。ネパールにも一応住所と番地がありますが、それを覚えている人はほとんどいません。大半の人は自分の家の番地も知らないんじゃないでしょうか。タクシーの運ちゃんも、番地を言われてそこに辿りつくことはまず無理です。

じゃあ地図を渡したらどうかと言いますと、それも難しい。「タメルチョークがここ、で、わたしが行きたいのはここ」地図を見ながらそういう説明をしても、理解することができないようです。地図を読むという習慣がないからですね。

ですからタクシーを利用する時は、自分で運転手を誘導する必要があります。大体の地名を伝えると、その地区のポピュラーな場所に行ってくれますから(タメルならタメルチョーク、カリマティなら野菜市場など)、その後は、ここをまっすぐ、そこを右、などの指示を出して進んでいきます。えーわたしも地図苦手なんだけど!という人はかなり苦労すると思いますので、ご注意を。

 

そしてネパール人は、目的地までどの道を通るかを選ぶ時、だいたい直線距離での最短ルートを選びます。どれだけ道が細くても、どれだけ人混みが多い道であっても、最短距離が一番早く着くと信じているのです。タクシーの運転手としては、それがガソリンの節約になるとも考えているようです。すごい悪路ですから、そうでもないと思うんですけどねぇ。

また中には、地図が全く読めないのに自信満々に遠回りのルートを勧めてくる人もいます。僕がスマホでグーグルマップを見せながら、こっちの道のほうが早いでしょ?と説明しても、自分の感覚で早いと思っているルートが一番だと信じて譲らないのです。この道は狭いからとか、急な坂道だからという理由なら分かるんですけど、この道が一番短い!と。いやいやどこ見てんの?って。

というわけで、ネパール人の大半は、地図が読めなかったり距離感がおかしかったりしますが、それでも自分の考えに絶対の自信を持っています。そして親切なので、道を歩いていると、ぐいぐい自分がイイと思う道を勧めてくれます。

僕はスマホでGPS付きグーグルマップを使えるので、カトマンズ市内なら道に困ることはほとんどないんですけどね。でも僕はネパールでは新参者だし、新しい道ができてるとか、家が建って道がなくなってるということもあり得ると思い、一応地元の人の意見を聞くようにしています。でも、素直に言われた通りのルートに変更して良かったと思うことは、今のところありません。笑