ネパール観光の際にはタクシーを利用することになると思います。日本だとメーターがついていて料金体系も分かりやすいものですが、ネパールではほとんど壊れていて使えません。少なくとも僕はメーター計算のタクシーを見たことがなく、利用した話を聞いたこともないです。一部存在しているらしいですが。

じゃあタクシーに乗る時どうするのかというと、基本は交渉です。どこどこまで行きたいんだけど、幾ら?という話を最初にします。大体ふっかけてきますので注意が必要で、特に相手が観光客と分かると言葉巧みに相場の2~3倍の料金を取ろうとする、百戦錬磨の運ちゃんたちばかりなので。

たとえばトリブバン空港に着いてタメルに行きたい場合、キョロキョロしているとタクシーの運ちゃんが近づいてきて、1000ルピーで行ってあげるよ!とにこやかに話しかけてきます。しかしこの区間、上手に交渉すれば500~600ルピーくらいで行けるんです。その日の混み具合とか天気とかいろんな状況が関係しますから、いつも全く同じとは限りませんけどね。

 

上手な交渉のコツですが、相場を知っているかどうかで2通りあります。まず大体相場が分かっている場合は、こちらから値段を言って主導権を握ります。たとえば300ルピーくらいで行けるなと思う場合、


客「タメルまで200ルピーで行きましょう?」

運「いやいや、500ルピーじゃないと!」

客「うーん、250でどう?」

運「400ルピーならいいよ」

客「じゃあ300出すよ!行こう!」

運「しょうがないなぁ。乗れ乗れぃ」


という感じになります。ポイントは自分の中で上限を決めておいて、それより少し安い金額を先に提示すること。相手も当然ながら相場より高い額を先に提示してきますから、そこから少しずつすり合わせていくというわけです。

一方、相場が分からない場合、まず大体の相場を探るため先にタクシーの運ちゃんに値段を聞いてみます。


客「カランキまで幾らで行ってくれる?」

運「500ルピーだな!さあ行こう!」

客「それはちょっと高いんじゃない?300で行こう?」

運「はっ300なんて無理に決まってるだろ。」

客「でも500は高すぎるでしょ」

運「それなら400でどうだ?」

客「うーんまだ高いなぁ。350でどう?」

運「400もらえないと難しい。どのタクシーもそうだよ」

客「分かった、じゃあ他のタクシーに聞いてみるよ」

運「分かった分った、350でいいよ。乗れ乗れ!」


ここでのポイントは、話しているうちに相場の下限が分かってきたら、その値段から譲らないことです。350くらいだなと予想したけど相手が承知しない場合、交渉決裂だね!という感じでその場から立ち去ります。すると「分かった350でいいよ!」と言いつつ追いかけてくれるかもしれませんし、または「それなら他を探しな」と言われるかもしれません。

自分の予想金額で交渉成立しなくても、気にせず次のタクシーでも同じことを聞いてみましょう。2~3人の運転手に聞いてみて反応を確かめれば、その区間での最低金額を知ることができ、賢くタクシーを利用することができるのです。

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観光地近くであれば、こういうヒマそうにしているタクシーが複数いると思いますので、試してみてくださいね。けっこう値切ったとしても運ちゃんの利益はありますのでご心配なく。良い客だから赤字になっても乗せてやろう!なんていう人はネパールにはいませんので(笑)、乗せてくれるということは利益はあるということです。

あ、ただ注意点もひとつ。ネパールの物価は年々上昇していて、タクシー料金もそうです。去年の旅行の時500ルピーでタクシーに乗れたからと言って、今年も同じとは限りません。去年と同じ値段で必ず交渉成立するとは限りませんので、どこかで妥協も必要です。

 

こういうやり取りをわざわざするするのは大変かもしれませんが、この交渉もネパールの醍醐味のひとつ。交渉しているうちに仲良くなるかもしれませんし、ネパール語の練習にもなります。僕もたまにタクシーに乗りますが、上手に交渉して乗れば節約になるだけでなく、観光情報とかネパールの雑学とかも話せて楽しいですよ!