じつは僕は現在帰国中でして、久しぶりの日本を満喫しています。快適な住まいと美味しいものがたくさんの日本!ネパールにないものがすべてあるような便利さ!やっぱり日本も良いところです。

でも日本でしばらく過ごしていると、だんだんネパールが恋しくなってもきますね。ゆたり流れる時間、人懐っこいネパール人、雄大なヒマールなど、逆に日本にはないものが懐かしくなります。日本にいる時もネパールっぽさを感じたい時があって、ないものねだりしちゃうことも。

そんな時ふと(あ、でも日本にもヒマールはあると言えばあるじゃん!?)と気づいた僕。そう、ネパールで言うヒマールとは年中雪を被っている山のことですが、日本でも雪山を見たいと思ったら、あるところにはあるもんです。それがたとえ夏であっても!

というわけでいきなりですが!

ふと雪山を見たくなったけどまだネパールに戻る時期じゃないので。それなら日本でもヒマールが見えるところに行こうと、やってきました!日本アルプスが見えるし海がないし山ばっかりだしってことでちょっとネパールに似てるような気がしないでもない、長野けーん!

長野県と言っても広いので、今回の旅では伊那市~松本市あたりをメインにまわりました。山が多い地域で所々盆地になっていて、そんな地形も僕がネパールで住んでいる村に似ているので(この写真の伊那市あたりは特に)、何だか親近感を覚えました。

あ、今さらですけど今回はネパール関連の記事ではなく、ただ長野旅行楽しかった!という話ですのであしからず。僕は四国出身で長野まで来たのが初めてだったので、楽しくて新鮮なことがたくさんでした。

旅行ルートは名古屋から伊那市に向かい、そして松本市から下呂、岐阜とぐるりとまわるというものでして、ヒマールをちらちら見ながらのドライブでした。ただ実はちょっと天気が良くなくて、というかちょうど山が見えるポイントでは雲が出てきてしまって、あまり良い写真は撮れなかったのがちょっと残念でした~。

松本市街からも、天気が良ければヒマール(雪山)が見えるんですね!写真ではちょっと雲がかかっているんですが、実際にはちらちらという感じには見えていて、良かったです。

期待したほどには雪山を見れなかったんですが、でも落ち込むほどのことではありません。なぜならここは日本!他にも楽しいところや美味しいものがたくさんあるからです。山しかないネパールに旅行に行って天気が良くなくてトレッキングできなかったらけっこうがっかりですが、日本だったら予定変更しても楽しい旅行ができますからね!

ということで、もっと山がよく見える場所に行くという手もあったんですが今回は温泉に入った後、国宝・松本城を見学に行ったり。

そして長野の美味しいものをいろいろ味わうことにしました。まずは友人が連れて行ってくれた伊那のB級グルメ、ローメン!

独特な蒸し麺と羊肉に、ソース味のスープ、そしてお酢を足して食べるという、今まで食べたことがない麺料理でしたが、地元ではかなり人気のようで。街の至るところにローメン屋さんがありましたが、その中でもローメン発祥のお店に連れて行ってもらいました。

ウスターソースともちょっと違うんですが、このソース味のスープが美味しかったです。羊肉も臭みは全然なく、お酢でバランスが整えられているなぁと思いました。太めの柔らかい蒸し麺でしたし、ラーメンとは全然違う料理ですね。

他にも各地の道の駅などに寄りながらドライブしていったんですが、僕の地元にはないものがたくさん!同じ日本でも地域が違えば、食べ物や特産品はけっこう違いますね。

これはワサビコロッケ。ほのかに山葵の香りがする、サクサクのコロッケでした。安曇野が山葵の産地だからなんですね。

チーズはネパールにもありますが、日本で作られたチーズは何ていうか、きちんと味が調えられているというか。余計な加工をしているわけじゃないんですが、レアチーズってこういうことだな!と感じる絶妙な美味しさでした。イイ仕事してます。

そして長野といえば蕎麦!ソバ好きの僕としては本格的な十割そばを食べたかったので、ちょっと山奥にある、知る人ぞ知る名店を教えてもらって行ってきました。

今回の旅のルートからかなり寄り道ではあったんですが、いやー行ってよかったです!蕎麦の本場・長野県では、蕎麦といえばざるそばらしいですね。これが一番素材の味を楽しめて、そばを食べた!と感じられます。

普通の民家の一部屋のようなお部屋でやっている地元のお店でしたが、このようなシンプルな蕎麦がめっちゃうまい!チュルッとしたのどごしと蕎麦の風味が、本物!と感じさせてくれました。これは本当に山奥まで足を運ぶ価値があります。ネパールの蕎麦も、どんどんこれに近づいてほしいものです。

暑い季節なのでソフトクリームも食べたくなりまして。わさびやりんごなど、長野の名産っていっぱいあるので、それにちなんだソフトクリームもたくさんあったんですが・・・

他にはなさそうということで、そばの実が入ったソフトクリームを食べました。炒った蕎麦の実が含まれているらしく、香ばしくて濃厚でした!

こんなふうに野菜や果物も美味しいものがたくさんある長野県ですが、長野の名産ってなんだろうなーと考えながらドライブしていた時に気付いたものがあります。そういえば長野県って、昆虫を食べる風習もあるなと!

僕の地元の愛媛やこれまで旅行した場所では見たことがなく、食べたことがなかった昆虫食。長野在住の友人に「長野ならではの珍しい食べ物ない?」と聞いても出てきませんでした。なんか長野県民にとっては当たり前過ぎて、珍しいものという感覚がなかったらしくて。え、虫食べるって珍しいよね?(笑)

長野で食べられている虫で主なものは、蜂の子、ザザムシ、蚕のサナギ、イナゴ、タガメなどだそうです。でも最近は蜂の子は高級品になっているらしく、庶民が気軽に食べられるものではないんだとか。全部手作業で回収・加工していくので、どうしても人件費がかかるから高価らしいです。

長野県のスーパーでは、お惣菜コーナーに普通にイナゴなど虫の佃煮が陳列されています。田舎煮とも呼ばれていて、砂糖醤油で甘辛く煮るのが一般的みたいですね。僕も友人が好きだから勧めてくれたのをスーパーで買ってきていただきまして。

蚕のサナギは、僕はちょっと苦手な味でした。これが一番好き!という人もいるようですが。甘辛く煮てあるんですけど、独特の苦みがちょっと混ざってる味ですね。これが好みの分かれるところみたいです。

イナゴは僕的に美味しくて、どんどん食べることができました。味はエビと似ていて、香ばしい味わいです。長野県民は秋には自分たちでイナゴをとって来て、それぞれ家庭の味の佃煮を作るんだそうです。愛媛の僕の地元では、海沿いに住んでいる人たちは晩ごはん用にちょっと小アジを釣ってきて干しておいたりするもんですが、そんな感じかなぁ。

長野では他にも温泉を楽しんだりして、旅行を満喫することができました。だんだんヒマール関係なくなってきましたし、せっかく長野まで行くということで他にも色んな所に寄って結局1ヶ月ほどの夏休み旅行になりましたが、長野でも楽しい思い出がたくさんできました。

そうそう、長野県にも外国人が増えてきて、ネパール人が働いているレストランもちょくちょく見かけました。ちょっとネパール語を使う機会もあったりして、またネパールが懐かしくなり、早くネパールに戻りたいなーと感じることも。

日本に戻ってすぐは「日本って素晴らしい!」と思うんですが、しばらくするとだんだんネパールに戻りたくなるんですよね。やっぱり今の僕はネパールがホームになっているなと思います。まあ、一ヶ月も休暇旅行を満喫してから言うことじゃないかもしれませんが(笑)。

今回の帰国では愛媛のほか、徳島、高知、神戸、大阪、三重、愛知、岐阜、長野などを訪問して存分に息抜きできまして、9月末に再びネパール入りします。ネパールに戻ったらまた違う意味で息抜きしますが、それまでもう少し日本を楽しんできます!