ネパールでは、今年もきれいな桜が咲きました! ネパールにはヒマラヤサクラという品種の桜がたくさん咲いていまして、日本とは半年ほどずれて秋(10~11月あたり)に咲くんです。そして桜と言えば日本!と考えがちですが、じつはこのヒマラヤサクラが原種なので、日本の桜もネパールからやってきたんだとか。
ネパールでは10~12月あたりがトレッキングシーズンで、旅行に訪れる観光客が最も多くなる時期。乾季に入って雨がほとんど降らないので、晴れ晴れとした青空の下、壮大なヒマールを眺めることができます。しかも桜を眺めながら!まさに旅行にぴったりのタイミングですね。
日本では桜といえば入学シーズンの象徴でもありますが、ネパールでも1月からビソバサ大学の授業がスタートする時期なので、ある意味入学シーズン!ネパールに長期滞在するためには、学生ビザを取得することが最も簡単かつ現実的な方法ですが、基本的には12月中に手続きする必要がありますのでご注意ください。
というわけでこれから留学のためにネパールにやってくる人が増えるんじゃないかと思いますが、それに関係する手続きの中で重大な変更がありましたので、お知らせしておこうと思います。
ネパールで大学生になり、長期滞在ビザを取得するためには、生活費をちゃんと確保しているよ!ということを示すためにバンクステイトメント(銀行残高証明)を提示する必要があります。入学手続きの際に大学で一回、学生ビザ取得の際にイミグレーションでもう一回です。
いわゆる見せ金ですが、この銀行残高証明、以前は以下の金額が必要でした。
- 半年の場合…1,500ドル(相当する他の通貨でもOK)
- 1年の場合…3,000ドル(相当する他の通貨でもOK)
- 夫婦の場合は2人分ということで倍額必要
ですが先日学生ビザ取得のために手続きに行った友人から聞いたところによると、この必要とされる銀行残高証明の金額が大幅に値上がりしているそうなんです。僕は今カトマンズにいないので自分で確認を取れていないんですが、複数の友人から聞いたのでほぼ間違いないかと。
2016年12月現在、以下のように変更されていますのでご注意ください。
- 独身、3ヶ月…1,500ドル
- 独身、6ヶ月…3,000ドル
- 夫婦、3ヶ月…2,500ドル
- 夫婦、6ヶ月…4,500ドル
そして、以前はアメリカドルではなくて他の通貨(たとえばネパールルピーや日本円)の口座でもOKだったんですが、今は米ドルの残高証明のみ受け付けるということになっているそうです。
以前と比べて、ほぼ倍額が必要ということになりました。僕の友人がイミグレーションでの手続きの際に言われたことなので、ビソバサキャンパスでも他の大学でも共通の変更のようです。もし大学入学の手続きの際は以前の基準でクリアできたとしても、イミグレーションオフィスで学生ビザの申請をする際は、以前の基準での金額では通りません。
今トランプさんの影響で円安に振れているので、ドルをたくさん準備するのはちょっと大変だと思うんですが・・・この銀行残高証明分以外にも、入学金や授業料支払いのためにもドルは必要ですので、ネパールに留学予定の方は多めに準備しておかれることをお勧めします。ネパールに到着してからドルを手に入れようとしても、かなり大変です。
この変更情報、僕自身はまだカトマンズの各大学に行って確認したわけではないんですが、これからネパールに来ようとしている人たちにいち早く知らせたほうがいいかなと思いまして、ブログに書かせていただきました。
僕自身も来年からどこかの大学に通うつもりなので、自分の目で確認次第、またお知らせしていこうと思います。この変更に関して情報をお持ちの方(大学やイミグレーションでの手続きの際、ご自分で体験された方)がおられましたら、教えていただけると助かります。
ネパール留学のハードルがちょっと上がってしまったような気もしますが、見せ金は学生ビザを取得した後は使っちゃってもOKなものなので、上手にタイミングを計っていけば大丈夫かと。移住をご検討の方、ぜひくじけずネパールに来てくださいね!
ナマステ!
今日、ビソバサの手続きに行ってまいりました。銀行の残高証明、受付のディディは前回同様の金額を言っていました。また、ルピーでもいいとも言っていました。
つまりビソバサ大学のほうは以前の基準でクリアできたるいうことです。
となると、やはり心配なのがイミグレーションに行ってから「ダメ」と言われることですね。こればっかりは予防措置でドルを用意しておくしかないのかしら。不安です。
のり風味さん
情報ありがとうございます。ビソバサは以前のままということですね。やはりイミグレーションでの規準が変わったんでしょうか。一時的な措置だったらいいんですが、何もかも値上がりしているネパールですから、これから備えておいたほうが無難な気がしますね。
詳しい情報をありがとうございます。
カトマンズではないのですが、一年間の学生ビザを取りたいと思っています。
イミグレーションではドル建てのみという事ですが、ルピー建てをドル建てに作り直すことは可能なのでしょうか?
一年間だと、半年の倍の金額が必要ということでしょうか?
もし情報をお持ちでしたら教えていただけないでしょうか。
CBBさん
以前このブログにコメントしてくださった方によると、今は1年の学生ビザは発行されないんだとか。半年ごとに区切って発行されるようです(これも僕自身は未確認の情報ですが)。ですが単純に、1年のビザのためには半年分の倍の残高証明が必要ということかと思います。
ルピー建てをドル建てに変更する方法は、僕が知る限りはありません。何らかの形でドルを準備し、改めて口座を開くしかないと思います。
半年ごとのビザの可能性があるんですね。
そしてルピーからドル建ては難しそうですね。
すぐに返信いただきありがとうございます。
自分はルピー立てしていますが、窓口で事情を話してドル計算で残高証明を出してもらいました。
手数料1000取られましたが…
エベレストバンクです。
参考までに…
さとろうさん
おお!そんな方法があったんですね!そういうふうに事情によって融通を効かせてくれるのはネパールのいいところですね。日本なら断られそう・・・
昨日(1月16日)、直接イミグレで確認したところ、値上がりなど全くなく、以前と同じルールで、他の通貨の口座でも良いそうです。
3階の学生ビザ担当のいつもの女性職員が言っていたので間違いないと思われます。
ご参考までに!
Yuさん
情報ありがとうございます!直接聞かれたんですね。ただ、僕が聞いた限りでは、同じようにイミグレや各大学で直接聞いた人たちが他にもいて、その情報が一致しないんです・・・。値上げの通達は来てるけどまだ大丈夫!という情報もあります。
ネパールの場合、担当者によって、タイミングによってコロコロ言うことが変わるので、悪いほうの状況を想定して備えておくのがいいんじゃないか、と思うのが僕個人の考えです。今回の値上げについての情報も、不確かな状況で混乱させてしまうかもしれないと思いつつ、でも可能性がゼロじゃない情報なので、念のためお知らせしようと思いました。それを踏まえて、各自が決定・対応していっていただければと。