ネパールはお隣りが中国(チベット)だということもあり、中華料理やチベタン料理の流れを汲んでいるであろう料理が幾つもあります。中華といえば麺料理!ということで、チョウミン(ネパール風焼きそば)、トゥクパ(ネパール風煮込みラーメン)、タントゥク(ネパール風きし麺)など、ネパール流にアレンジされた麺料理を食べることができます。

そしてネパールはマサラ文化なので辛い物好きな人が多く、中国から入ってきた麺料理も辛いのが人気です。四川料理なんかは元々辛い物が多いですし、そういうのがネパールでも受け入れられているんでしょうかね。なぜか焼きそばにはケチャップという、日本人からしたら変なアレンジもされていますが。

というわけで毎日2食はお米(ダルバート)という人が多いネパールですが、ご飯の合間に食べる軽食として麺料理も人気です。麺料理で、しかも辛かったらなおさらネパール人の好みにぴったり!ということで、激辛スープを絡めて食べるチベット系麺料理『ラフィン』のお店も、連日繁盛しています。

『ラフィン』というのは少しモチっと感のある厚めの麺で、ラー油っぽい激辛のスープと共に食べます。シュエンブなどチベット仏教徒が多く住むエリアで人気で、一杯30ルピー(30円くらい)からというお手頃価格。一般的にチョウミンやモモよりも安いので、小腹が空いた時に食べるっていう人が多いみたいです。

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ラフィンはすごくコシがあるというわけではないけど軽くモチっと感がある生地を、太めに切っていきます。黄色いですけど米の麺らしいので、ターメリックかなんかで色をつけているんでしょうか。

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お椀に盛り付けたら、何やら白いっぽい調味料をかけ(アジノモトらしいんですが)・・・

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どす黒くて激辛なスープを注いでいきます。これがめっちゃ辛いんです!

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僕はラフィンを初めて食べた時、事前に友だちから「超辛いよ!」と聞いていたんですが、ネパール生活を通して辛さにはだんだん慣れていたつもりだったので、あまり心配してなかったんです。日本のものよりはるかに辛いカレーやダルバートも食べてきた僕だし? もうちょっとやそっとの辛さじゃ驚かないし?と余裕ぶっこいていたんですが・・・

調子に乗ってすみませんでしたー!これはシャレにならない辛さ!

お店によって多少味は違うんでしょうけど、何ていいますか、口に入れた瞬間舌を破壊されてしまうような。辛さっていうのは味覚じゃなくて痛覚が反応している、辛い=痛みだという話を聞いたことがありますが、ラフィンを食べた時、頭でだけ分かっていたその仕組みを舌で理解した感じでした。

ホントに辛い本場のラー油に近いのかなー。辛すぎて舌が痛すぎて、味覚センサーが全く働かないので、辛さ以外に旨みとかしょっぱさみたいなのは一切感じなかったです。何か他の調味料も入っているんでしょうけど。じつは一緒にラフィンを食べに行ったネパール人の友だちの中にも、完食できない人もいたくらいの辛さなのです。

なのでラフィンを食べる時には、スープは極力少なめにつけて食べることをお勧めします。スープをちょーっとだけにすると、辛さが和らいでモチモチ麺の美味しさを感じられるようになる。はず。。。

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ラフィンは「ロール」という形状でも注文することができます。上の写真がロールで、これはこれで食べやすいんですが、スープがたっぷり絡まるのとロールする時に唐辛子パウダーをまぶしてあるので、さらに辛くなります。でもこれが好きなネパール人はけっこういるそう。。。すごいなぁ。

チョウミン・トゥクパ・タントゥクというネパールの麺料理ビッグスリーと比べると少しマイナーなラフィンですが、辛いもの好きには熱烈に支持されています。チベタン料理のお店で食べることができますし、カトマンズ内に専門店もありますので、辛いもの好きな人はぜひ一度チャレンジしてみてください。

あ、激辛料理は舌だけじゃなくお腹にも影響することが多いので、体調を整えてから食べてくださいね。スパイシーな料理を食べる前後にヨーグルトなど乳製品も食べる、というのもお勧めです。(僕はラフィンを食べる前にアイスクリームを食べておきました。笑)