今週ちょっくらカトマンズに出ていこうと考えているので、この機会に生活費確保のために両替をしておかないといけないかも?と思い、改めて手持ちのお金を計算してみたんですが・・・予想以上にお金を使ってないことに気づきました。

以前このブログの過去記事にてネパール生活の家計簿を公表したことがありましたが、ネパールで独身男子がそれなりの生活をするとかかる費用は、カトマンズなら月3万円弱ってところかと思います。カトマンズは場所によって家賃の幅があるので、どこに住むかによってけっこう生活費の違いが出るんですけどね。

カトマンズをぐるっと囲む主要道路・通称リングロードというのがあるんですが、その外側の郊外なら、家賃1万円弱くらいで、外国人も安心して住めるくらいの部屋が見つかります。内側に行くほど家賃は高くなり、そこで1フロア占有して住もうと思うと、1万数千から2万円くらいは必要になるかと思います。

なのでカトマンズの家賃1万ちょいくらいのところに住めば、食費や水道光熱費、通信費など合わせて3万弱くらいが普通レベルじゃないかなというのが、僕の感想です。まあ「普通」というのも人によってけっこう違ってたりしますけどね。

そしてネパールの田舎に住むと、一ヶ月の生活費はどのくらいになるのかと言いますと・・・これも家賃の占める割合がどのくらいかによります。たとえばってことで、僕のケースをご紹介してみますね。

  • 家賃・・・・・・2,000ルピー
  • 電気・・・・・・250ルピー
  • 水道・・・・・・無料
  • ゴミ処理・・・・無料
  • ネット・・・・・220ルピー
  • 電話・・・・・・650ルピー
  • 食費(自炊)・・2,000ルピー
  • 食費(外食)・・4,000ルピー
  • その他・・・・・500ルピー

合計 9,620ルピーです!

いまワンルームで生活しているので家賃が安いですし、電気を使うのは電球ひとつ・お湯を沸かす・電子機器の充電くらいです。ネットは同じ家の友達と共有しているので割安で、電話はスマホで1ヶ月1GBのネットプランを使っていますが、それを含めても600ちょいってところですね。というわけで、日本円にして1万円弱という生活費になりました。

これはカトマンズの半分の生活費でやっていけるということです。田舎なら固定費が安いうえに、食にこだわりすぎなければ食費も抑えられるので、1万円以下で大丈夫。別に極貧生活をしているわけでもないってことは、最近食べたものの写真を見てもらうとお分かりいただけるかと。このブログでもたびたび紹介しているダルバートは一食100ルピーくらいですが、それ以外にもこんなもの食べてます。

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こちらは軽い朝ごはんになる、豆カレー。カレーは10ルピーで、トッピングしてあるゆで卵は、ターメリックをまぶして軽く炒めてあるのでちょっと高くて20ルピー。これにチヤをつけて40ルピーという組み合わせをよく食べてます。

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この町でも人気のモモは、1プレートに10個のっていて50ルピー。お店によって、かかっているスープ(アチャール)が違いますが、だいたい辛めです。でも美味しいので、2~3日に一度は食べてますね。

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僕の外食ローテーションの中でも、モモと同じくらいよく食べている不動のレギュラーメンバー・チョウミンです。ネパールの焼きそばですが、もちろん日本みたいなソース味ではありません。見た目それっぽく感じるかもしれませんけど。のっているタマゴは15ルピーで、チョウミンは50ルピーです。

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モモとチョウミンがツートップなら、守りの要はこのネワリカジャセット。肉もついていて80ルピーというお手軽さがいいですね。僕はチウラ(写真の白いやつ、ネパールの干飯)はあまり好きじゃないんですが、他のメニューに飽きた時はこのカジャセットを注文しています。

そして少し足をのばすと市の中心地に行くことができて、オサレなカフェでコーヒーやケーキなんかも楽しむことができます。まあホントはちょっと足のばすってレベルじゃない場所なんですけど(ローカルバスで45分くらい。でも一日1往復しかしないので、たいてい行きか帰りどちらかは歩きになる)、たまの贅沢ってことで。

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コーヒーとケーキそれぞれ50ルピーで、こんな田舎町にしてはお高いお菓子。

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言うまでもありませんが、日本のお菓子とは比べようもない味です。でもネパールにしては美味しい!ので、たまに食べて癒されています。このお店がもっと近くにあれば言うことないんですけどねー。

このように、たまに贅沢に外食しようと思っても、そもそも高くて美味しいものがないんです、ネパールの田舎には。ダルバートは一食100ルピー(100円くらい)ですし、それ以上お金がかかるような料理がそもそもない。どでかいオーダーメイドのケーキとか注文すれば千ルピーするんですが、それは特別なパーティーの時くらいでいいので。

というわけで、田舎暮らしをするとお金を使う場所がない。そもそもお金を出しても特別美味しいものや便利なものが手に入るわけではなく、手に入るモノ自体が少ない。なので、あるものでやっていくしかない。あるものでやっていく中で満足できるようになると、ちょっとしたことで幸せを感じられるようになる。そんな変化が起きてきます。

これは幸せの沸点が下がってるってことだと思うんですが、物が少ないシンプルライフを送るほうが、人は幸せを感じやすい!ということでもあるかと。実際カトマンズに住んでいる時は、日本が恋しいことがけっこうあったんです。ホームシックという意味ではなくて、「日本で寿司食べたい」とか、「日本なら車ですぐ移動できるのに」とか、「日本のお店ならもっとスムーズに買い物ができるのに」とか、そういう恋しさです。

でもネパールの田舎暮らしに慣れてくると、もう日本ほど便利じゃなくてもよくなるんです。日本ほど美味しいものが食べられなくてもいい、「カトマンズでチャイニーズチョプシー食べたい!」とか、「バトバティーニに行きたい!」とか、そういうレベルになります。そう、日本まで行かずとも、カトマンズで満足できるようになるんです。

こんなふうに幸せの沸点が下がれば、ちょっとしたことで簡単に心が満たされ、毎日楽しくなります。たとえば日本だったら、一日中働いてくたくたに疲れた日の晩ご飯か100円くらいで買えるレトルトカレーだったら、何だかわびしい気持ちになるかもしれません。でもこのネパールの地では、レトルトカレーは美味な高級食材!幾らお金を出しても手に入らない貴重品です。晩ご飯に出てきたりしたら、もう幸せと感謝の気持ちで心が満たされます(笑)。

幸せの沸点を下げるということ。これは物の見方というか考え方を変えることでもあるので自分の意思が関係していて、環境によって自動的にそうなるというわけではないと思います。でも物が溢れている日本より、このネパールの地のほうが培いやすい気がするので、これも田舎暮らしをするひとつのメリットじゃないかなと最近感じています。

どうしても日本を離れられない理由があるのではない限り、ぜひ日本の多くの人にこのシンプルライフの楽しさとメリットを体験しに、ネパールに来てほしいです。ネパールで幸せの沸点を下げておけば、後々日本に戻ってからも物の見方が変わると思いますよ!

と偉そうに言っている僕は前回の帰国時どっぷり日本の贅沢にハマり、2ヶ月で6キロ太りましたので、注意は必要ですけどね・・・(幸せの沸点は、油断するとすぐ上がっちゃうようです。笑)