和菓子とも洋菓子とも違うテイストのネパリ菓子。激甘で僕はあまり好きじゃないんですが、ヨマリというネワール族が作る伝統的なお菓子はけっこう美味しく感じます。先日友人であるネワールのおばあちゃんがヨマリを作ってごちそうしてくれましたので、写真と共にご紹介しますね。

ヨマリというのはネワール語で「ヨ(好きな)」「マリ(パンや穀物)」という意味で、12月半ばの満月の時(冬至)のネワールの米の収穫を祝うお祭りでよく食べたり供えられたりして、たまに道端に落ちています。ただ、そういうお祭りの時以外にも作って食べることがあり、今回はお祭り関係なくヨマリをふるまっていただきました。

ヨマリは米粉で作られますが、ふだんダルバートに使われる細長いパサパサした米ではなく、日本米に似ている形も味もタイチン米というのを使うのが特徴です。普通のネパール米よりも粘り気があり、米粉にしてお菓子に利用するならタイチン米のほうが向いているからです。

ちなみにこのタイチン米、ネパールではダルバート向きではないということで食べる人が少なくて安いんですが、日本人は好きな米だと思います。少しでも粘り気があるほうが日本米に近いですからね。もちろん日本米ほど美味しいわけではないんですが、普通のご飯として食べるなら高いネパール米よりお勧めです。

ヨマリ作りは米粉を練り、こんな形にするところから始まります。

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穴がないコロネみたいな形にしまして、後で穴をあけて中身を入れます。

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ほとんどの場合、餡のような甘い何かを入れますが、特に決まりはないようです。今回は他に入れるものがなかったということで、この固い黒砂糖のかたまりみたいなやつ(名前忘れちゃった)を入れました。

そして、日本人の友達の提案で、日本的な餡子を入れたものも作ってもらうことに!餡子持参で参加し、ネワリのおばあちゃんに作ってもらっている様子がこちら。

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手に油を塗り、指でぐりぐりっと穴をあけて・・・

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適当な量の餡子を入れます。

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そして穴をふさいで、ヨマリ独特のこの形にしていきます。ちなみに何でこの形なのかは、聞いたり調べたりしてみましたがよく分かりませんでした。こういうものって由来は諸説あってはっきりしないものみたいですしね。一説によると、冬至を過ぎて日が長くなっていく様子を表わすものなんだとか。ちょい太いナメクジみたいに見えるのは僕だけなのかな・・・(笑)

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そしてこれを蒸し器で蒸したら出来上がりです!熱々は柔らかくておいしい!中身は何でも良いとは言っても、やっぱり日本人としては日本人好みのあんこ入りのが美味しかったですね。米粉のあんまんみたいな感じだったかな。でもこの時一緒に肉も出してもらったので、ご飯やチウラみたいな主食代わりにもなるみたいです。

ネパール人のおばあちゃんの腕はさすがで、きれいな形のヨマリをどんどん作ってふるまってくれました。このヨマリはあまりお店で売っているのを見ないので、いただける貴重な機会に感謝です。

ヨマリは、ネパリ菓子があまり好きじゃない僕でもお勧めです。ネパールに来て食べる機会があったら、ぜひ熱々を食べてみてくださいね!