アジア最貧国と言われ日本と比べると不便なことだらけですが、おもしろいこともたくさんあるネパール。そんなネパールの人々のために何か貢献したいと思って移住してくる人が最近増えていて、ほんとに尊敬します。(遊びにきてお金落としてあげるだけでも良いことだと思うんですけど)

ネパールに住むからには、現地に馴染むためにも楽しむためにも、ネパール語学習に積極的に取り組んでほしいと個人的には思うんですが、なんせネパール語というのはデバナガリ文字なので、ぱっと見からして難しそうなイメージがあると思います。しかも英語や中国語などと比べてつぶしのきかないマイナー言語なので、わざわざ苦労して習得するほどの価値があるのか疑問に思う人もいるかもしれません。

外国語を学ぶことは、どんな言語でも簡単なことではありません。でもネパール語って、数ある外国語の中でも日本人にとって比較的学びやすい言語なんです!と、あえて言い切ってしまえる理由があるんです。なので、ぱっと見のイメージで難しく思えても、臆せずチャレンジしてほしい!

というわけで今回は、ネパール語って学んでみると意外と簡単なんだよ!という4つの理由をお伝えさせてください。

 

【その1】デバナガリ文字は、ひらがなと同じ!

ネパール語の文字は、日本人にはなじみがないデバナガリ文字です。アルファベットのように見慣れた字ではないので、最初は文字として認識することすらできず、ひとつも読めないので難しそうに感じることでしょう。

でもデバナガリ文字は英語のように単語を読む時に読み方が変化しないので、ひとたび文字の発音を覚えさえすれば、すべての文章を読めるようになります。どういうことかと言いますと・・・

たとえば英語で apple という単語がありますが、これって何て読みますか?「エーピピーエルイー」ではなく、「あっぽぅ」と読みますよね。(がんばってネイティブぽい発音をカタカナで書こうとしたら、何かバカっぽい感じになってしまいましたが。笑)つまり、英語のaは単体だとエーと読みますが、appleという単語になると読み方がアに変化します。英単語ってこういう変化があるので、初見では読めないものが多いと思います。

ですからアルファベットのAからZまでの読み方を覚えただけでは、英文を読めるようにはなりません。でもネパール語は日本語のひらがな・カタカナと同じように、変化しません。ひとつの文字はひとつの読み方だけです。ネパール語はいわば、全部ひらがなで書いてある日本語のようなものなのです。

ですからデバナガリ文字を覚える最初の段階はちょっと大変だと思いますが、一度覚えて反復して使うようになれば、ネパール語の読み書きはスラスラできるようになっていくのです!

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ちなみに犬はククルです。鶏はククラなのでお間違えなく。

 

【その2】ネパール語は日本語と文法が似ている!

外国語を学び始めたばかりの段階だと、まず言いたいことを頭の中で翻訳してから喋ることが多いと思います。また英語と比較してみますが、英語と日本語は文章構成の仕方が違うので、頭の中で単語を翻訳したあと、単語の並べ替えをしなければなりません。

たとえば「彼はきゅうりのごとく、とても冷静です」を英文にすると「He is as cool as a cucumber」となります。英語は日本語とは単語の語順が異なり、主語(誰が)・述語(何々する・何々だ)ときてから、目的語(何を)や形容詞がきます。なので「きゅうりっぽい」を意味する「as a cucumber」は最後につくので、「彼は冷静だ、きゅうりみたいに」という言葉の順番になり、文法を正しくするためには並べ替えをする必要があるわけです。

でもネパール語の語順は日本語とだいたい同じと考えてOKです。「彼はきゅうりのごとく、とても冷静です」をネパール語にすると、「ウハン(彼は)カンクロウ ジャスタイ(きゅうりのごとく)サンタ フヌフンチャ(冷静です)」となり、語順は同じであることが分かると思います。

英語など語順感覚が異なる言語でも、使ううちに慣れてくるものだとは思いますが、やはり最初は戸惑うもの。日本語と同じ語順感覚のまま練習していけるネパール語は、日本人にとって学びやすいものなのです!

 

【その3】カタカナを読むようなネパール語でも、まあまあ通じる!

ネパール語は日本語よりも音の種類が多く、正確に発音しようと思うとけっこう練習が必要です。LとRの違い、有気音と無気音の違いなどは、日本人にとっては難しく感じるかもしれません。

ただ日本語はそもそもが音の種類が少ない言語なので、大体どんな外国語を学ぶ際にもこの壁にぶつかります。中国語なんて音の高さによって意味が変わりますから、漢字になじみがある日本人でも発音を習得するのは一苦労です。

でもネパール語は、完璧な発音じゃなくても分かってもらえることがけっこうありますので、少々間違えながらでもどんどん練習し、適宜修正していくことができます。ネパールは多民族国家なので、ネパール語以外を母語とするネパール人もけっこういますので、ちょっと変なネパール語を使っているネパール人も相当数いるからです。

あとネパールって、ひま&親切な人がたくさんいますので、ネパール語勉強しているところだと言えば教えてくれる人も大勢います。練習の場がたくさんあるというのも、ネパールの良いところですね。

ネパール語の単語を覚える時、もちろんデバナガリでメモして覚えていくのが一番良い方法だと思いますが、とりあえずカタカナで書いたものを読みながらでも会話できることが多いので、臆せずどんどん話しましょう。最初から完璧な発音ができる人はほとんどいませんので、会話しながら微調整していけばいいのです。

 

【その4】ネパール語はボキャブラリーが少なめ!

ネパール人が日常的に使うネパール語は、それほど多くありません。ネパール語でも多彩な表現をするための言葉はありますが、はっきり言って多くのネパール人のボキャブラリーは少ないです。これは、貧しい家庭の人はあまり教育を受けられていないことと、比較的裕福な家庭の人は英語教育に力を入れる学校に通うからです。

もちろん最初は知らない単語ばかりでしょうけど、難しい言葉はネパール人もあまり使わないので、ヒアリングはだんだん慣れていくことと思います。よく聞く単語を繰り返し使って覚えていくことで、通じるネパール語表現がすぐに増えるんじゃないでしょうか。

 

いかがだったでしょうか?ネパール語会話、自分にもできそうかなと感じてもらえると嬉しいです。比較的簡単とは言っても、新しい言語を学ぶというのは、ほとんどの日本人にとってかなりの挑戦となることだとは思います。でもぜひネパール語という未知の世界に飛び込んでみて、まだ知らないネパールの楽しさを味わってほしいです。

ネパール移住を検討中の方はぜひ、あれこれできない理由を考えるより、まずチャレンジしてみてくださいね。ネパールとネパール語が自分に合っているのかどうか、とりあえず旅行に来てみるというのもお勧めです。ネパールのために一歩踏み出すあなたの努力を、僕も応援しています!