じつは僕、ちょっと理由があってただいま帰国中です。当初の予定にない急な帰国だったので関係する皆さんにご迷惑をおかけして申し訳なかったのと、自分もやりたいことができなくなってテンションだだ下がりではあるんですが、でも久しぶりにたくさんの日本の友達に会う機会になりました。

ネパールでの生活がメインになると、たまの帰国時もあまりスケジュールに余裕がなくて、会いたい人たちにいっぺんに会えるわけではないですからね。久々に友達の近況を聞いたり、いろいろな変化についても知ったりできるのは楽しいです。1~2年会ってないだけでも大きく状況が変わってることがあって面白いですね。

ただ、前回の帰国時でもそうだったんですが、そんなふうに友人たちと話していて、ちょっと気になることもあります。最近僕の周りでも、海外生活に興味を持つ人が増えてきまして。いま移住先を調べている、ネパールも候補に挙がっていると聞いたりすると嬉しくなるんですが、それと同時にこんなことを言われることがちらほらあるんです。

『ネパールって、今はもうボランティアあまり必要じゃないんだって?』

って、え?何それ??

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もう頭の中がキョトン?です。いい歳したおじさんがこんなカワイイ仕草をしてもアレなだけだとは思いつつ、思わずこんな顔してしまうくらい。

僕は全然そんなふうには感じないけどなぁ。むしろ必要なことだらけに見えますし、日本と比べちゃうとネパールには何もかも足りない気がします。なので、それどこ情報よ?と思ってさらに話を聞いてみると、こんな理由が。

『いやね、知り合いがネパールでのボランティアに参加したいからって現地のオフィスに問い合わせたら、ある程度ネパール語を勉強してから来てくださいって言われたらしいんだよ』

って・・・

 

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なんじゃそりゃー!

 

『ネパール語の勉強してない人にはちょっと受け入れ先をご紹介できないです』的な返答があったからといって、=『ネパールの人手は足りているのでもう助けは要りません』的な解釈をしちゃうなんて、どんだけネガティブなんだって話です。

問い合わせたというその人は、ボランティア手伝います!とネパールに飛び込みさえすれば、たいして言語の勉強をしないままでも戦力になれて、現地の人に世話してもらいながらチヤホヤ大歓迎され、しかも「あなたが必要だー!」ってヨイショしてもらえるとでも思っていたんでしょうか。

まあ又聞きの又聞きなので、手紙とか実際のやり取りでの表現がどんなだったかはっきりしないですが。少なくとも、そういう消極的な解釈の部分が広まってしまっていることが残念です。なのでそのへんをちょっと払拭したい!

ボランティアと言っても色々なので、ネパール語ができなくてもネパールに貢献する方法はありますし、現地の人に世話をかけるもののそれ以上の益を提供できるようなスキルを持っている人もいます。なので、ケースバイケースだとは思うんですけどね。

でも。ネパール語はできなくてもいいよ、ネパール生活の方法も手取り足取り教えてあげるよ、来てくれるだけで嬉しいよ、それでも大歓迎だよ、と皆から言ってもらえる。そんな国なら助けに行ってあげてもいいよ?という姿勢の人だとしたら・・・うん、確かにそういう人は要らないかなー、個人的には。

なんか思うままに書いてるうちに、だいぶ厳しいことを言っちゃってるかもしれません。でも、ある程度ネパール語の勉強してからきてねって、そりゃそうでしょって話ですからね。ネパール語関連の本は日本でも手に入りますし、スカイプでのネパール語レッスンは月数千円くらいでありますし、何だったら僕がお教えしますし。

ただネパール語という馴染みがないマイナー言語を習得する必要があると考えると、自分にできるだろうか?と、心の中でネパール移住のハードルが上がってしまう気持ちも分かります。ある意味普通の反応でしょうかね。でももったいない!せっかく志を持って海外に飛び出そうとしているのに。

楽しく生活するだけならネパール語も他のスキルも大して必要じゃないんですけどね。ボランティアとかビジネスのお手伝いをしたい!と、何か目的をもってネパールという不便な国に飛び込もうとしている人は、少し壁を感じると「自分じゃ戦力になれないかも」「足を引っ張るくらいなら行かないほうがいいかも」と思ってしまいがちではないでしょうか。

とかなんとか偉そうに書いていますが、かくいう僕自身も、20代のうちに海外生活をしたいなと思いつつ、なんだかんだ言い訳して30歳過ぎるまで行動しないままでした。あ、ネパール語に関しては、自分には無理かもという不安はあまりなくて、むしろ「現地で生活してたら自然に覚えるだろ、そういう人いっぱいいるし」と、言語学習をなめてるタイプでしたけど。

なので僕みたいに、皆自然にネパール語ができるようになってるから自分も何とかなるだろ、と考えてあまり努力しないと、ほとんど上達しません。他の人が時間と共にレベルアップしているように見えるのは、学習方法の違いこそあれ、ちゃんと努力してるからですからね。

というわけで結局何が言いたいのかというと、ネパール語学習の大切さを軽視してはいけないし、でも実際以上にハードルを上げて、勉強する前から「自分には外国語習得なんて無理!」としり込みするのももったいない、ということです。そんな想像上の壁のせいで、海外移住の楽しさを逃すなんてもったないー!

言語学習って、確かに向き不向きはあると思います。上達の速度も人それぞれ違います。でもほとんどの人は、学び続ける姿勢があればゆっくりでも習得できると思うんですよね。できるかどうかじゃなく、やるかどうかの問題だと感じます。

たとえば日本でよくこんなこと言う人がいるんです、「いやあ、わたしは海外生活とか無理です。まだ日本語さえ満足に話せないので・・・」って。冗談っぽく自分には外国語学習は無理!と決めつける人がいるんですけど、でも『小中高と学校で12年学び、生まれてから何十年も日本語圏で生活しているけど、未だに近所の人の言ってる日本語がよく聞き取れないんだよね』みたいなレベルじゃないでしょ?

要するに外国語習得って難しそう!自分には無理っぽい!というイメージで結論を出してしまっているのが、とてももったいないと僕は思ってしまうのです。ネパール語の難しさがどの程度のものかすら、まだ知らないでしょうに。あと言語の学習って終わりがないので、ひとつ終わらせてから次と思ってると、いつまで経っても始まりませんしね。

じつはここだけの話、海外生活をひとつの目標にしている人にとって、ネパール語って他の外国語と比べて学びやすいんですよ。ネパール語って難しそうと言われることもありますが、日本人は習得しやすい理由が幾つかあるんです。

ほんとはそのことについて書きたかったんですが、前置きのつもりがここまででけっこう長くなってしまったので次の記事にまわそうと思います。今回、なんか説教くさくなってしまったので公開しようか迷いましたが、せっかく書いたのでこのままアップしちゃいますね、広い心で許してネ。

海外移住って、別にやらないといけないというものではないですからね。言語が壁になってしり込みしちゃうのはもったいないよ!ということが言いたかっただけなんですけど、歳とると説教くさくなっちゃうってほんとですね、気を付けねば。。。