日本語でネパールのニュースが配信されることはあまりありませんが、その中でも産経新聞はけっこうがんばってくれているほうじゃないかと思います。2015年4月のネパール地震の時だけでなく、その後の憲法制定の動きやインドとの関係悪化からくる燃料不足問題も取り上げてくれています。

その産経新聞のニュースで、ネパールの首相オリ氏が2016年2月19日からインドを訪問するという記事が掲載されていました(ネパールには大統領もいますが名誉職のため、首相が実質的な政治指導者です)。オリ首相は就任後初の外遊先としてインドを訪問することになり、インドのモディ首相との首脳会談も予定されているそうです。

会談では、昨年から続いているインドの経済封鎖解除に向けた話し合いもなされると期待されています。インドが支援しているネパールのマデシ系民族に対して、ネパール政府は憲法の一部改正という形で歩み寄っているため、インド側も国境封鎖を解除して燃料が補給され始めたという報道も先日ありました。今月の首脳会談をきっかけに、ネパールへの物資の補給がさらにスムーズになされるようになってほしいものです。

じつはこの少し前にネパールは中国から燃料を輸入すべく歩み寄っていて、それに対してインドも危機感を抱いていた感がありました。今までインドにべったりだったネパールですが、中国もネパールに影響力を及ぼし始めていて、インド的にはそれは面白くないわけです。ネパールを挟んで、インド-中国という2大国の思惑が絡んでくるわけですね。

インドはネパールのことを属国のようにみなしている節があり、経済封鎖して圧力をかけ、従わせようとしている動きを見せていました。ネパールとしては経済的にインドに頼り切っているので困るわけですが、そんなやり方に従うのもプライドが許さない。

そんな時に中国が援助の手を差し伸べてきたので(もちろん見返りを求めてくるでしょうが)、ネパールがちょっとなびく動きを見せ、インドはこのまま中国の影響力が増すのは嫌なので、ちょっと焦って圧力を弱めようかなという動きを見せ・・・ネパールも付き合いが長いインドのほうに再び歩み寄って・・・という感じでしょうか、最近の政治情勢。

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※にらみ合い?をするインドと中国、どっちにつこうか迷うネパール(画像はイメージです)

ネパールの一般市民(僕たち外国人含む)としては、もうどんな方法でもいいのでとりあえず以前のようにガスやガソリンが供給されるようにしてほしい、というのが願いだと思います。インドからでも中国からでもいいのでガスやガソリンが普通に買えるようになると、ぐっと生活しやすくなるんですけどねぇ。

そんなことが気になるので、最近よくニュースをチェックしています。近所の人との話のネタにもなるし、なかなかおもしろいです。

あ、そうそう、ネパール在住者の皆さんはすでにそうしておられるかもしれませんが、ニュースと共に為替レートもまめにチェックしておくと便利ですよ!

ご存じかもしれませんが実は今、おそらく日本の株価下落の影響により少し円高が進んでいて、ネパールルピーの買いレートがちょっと良くなっています。日本円をルピーに両替したい人は今チャンスかもしれません。もちろん、今後またルピー高になるのか・もっと安くなるのか、確かなことは言えませんけどネ。

去年から円安ルピー高の動きが続いたり、燃料不足が長引いたり、ため込んだ洗濯物を一週間ぶりに洗濯して干したその日の夜に1ヶ月ぶりの雨が降ったりと、いろいろ大変なこともありますが。

でもそんな中でも、僕は今年のネパール生活を楽しくスタートできています。政治の話題を取り上げるとどうしてもお堅い内容になっちゃいますが、次回は楽しい日常の記事を書いていきますね~。