このブログでも何度か書いていますし、ネパール在住の方はよくご存じのことと思いますが、ネパールにはNTC(ネパールテレコム)とNcell(エヌセル)という2つの主な通信会社があります。

ネパールで携帯電話やスマホを使いたいと思う場合、現地でSIMカードを作ると便利です。日本で契約した携帯電話をそのまま使うと(海外ローミングという方法で)、かなりの高額になりますのでご注意ください。

NTCとNcell、どちらの通信会社を選べばいいのかについては色々意見があると思いますが、僕の個人的な考えは「よく分からないんだったらNcellにしておいたら?」です。Ncellは民間会社なんですが、国営のNTCと比べてサービスの質がよく、どんどん便利なプランを出して一歩先を行ってる感じです。

直営のオフィスの接客態度も、Ncellはずば抜けています。ネパールにしてはスタッフ教育が行き届いているため、気持ちよく利用できるのも嬉しいポイントです。なのでとりあえずSIMカードを作るならNcellをお勧めします。

ただNTCのほうは国営通信会社だけあって、電波が届く範囲が若干広いので、田舎のほうに旅行したり住んだりするのなら、NTCが便利かもしれません。アンテナの数など正確なところは分かりませんが、NTCの電波だけ届くという地域もあります。

SIMカードの作り方ですが、基本的にはNcellのと同じです。簡単にまとめておきますので参考にしてください。

 

1.あらかじめ準備しておくもの

ネパールで新たなSIMカードを作るために必要なのは、以下の通りです。

  • パスポート(もしくはコピー)
  • パスポートサイズの顔写真
  • 料金200ルピー
  • SIMフリーの携帯電話

パスポートを持っていけばお店でコピーしてくれますが、自分でコピーを準備しておいてもOKです。必要なのは顔写真の入った最初のページの分です。

日本で使っていた携帯電話やスマホをSIMロック解除して持ってくれば、そのままネパールでも使うことができます。SIMのサイズはどの大きさにも対応して作ってくれますので、どの機種でも対応することができます。

ちなみに日本の携帯電話のSIMロック解除は、一部の機種はネットから申し込んで行なうことができ、その場合は無料になります。店頭や電話でロック解除してもらうと3,000円ちょいかかるものがネットからだと無料なので、今お持ちのものはそれが可能な機種なのか確認されることをお勧めします。

携帯電話やスマホは日本から持ってきてもいいですし、ネパールで購入することもできます。中国製や韓国製、一部日本製も手に入ります。お値段はピンキリですが、安い機種で3,000ルピーくらいからあります。多少使いにくくてもいい・電話をかけられればいい、という感じでこだわらないなら、現地で購入されるといいかもしれません。

SIMカードの料金は2016年2月時点で200ルピーですが、正規店以外ではもっととられるかもしれません。特に周りにNTCのショップがない田舎では、トレッキングにきた外国人に対して高く売りつけているところもあります。

 

2.NTC直営のオフィスか、NTCの看板のあるお店に行く

SIMカードは、NTCのオフィスや、SIMカードを置いている提携ショップで作ることができます。提携ショップといっても小さなものです。リチャージカードだけを置いているお店もあれば、SIMカードも置いているお店もありますので、NTCの看板があれば入ってみるといいかもしれません。

ネパールに着いてすぐ作りたい場合は、トリブバン国際空港の中、出口のすぐ近くにもありますので、そこで作るといいと思います。パスポートと顔写真を渡し、申込書を書けば10分くらいで新しいSIMカードが手に入ります。

ちなみに僕がよく利用するのはナヤンバスパルクの近くにあるこちらのオフィス。

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ここは看板というかゲートにNTCのマークがあり、ネパール語で「ネパールテレコム」と書いてあります。自宅で使うISDNなどのインターネット回線、Wimaxの申込などもできるところです。大きなオフィスで窓口もたくさんありますが、混んでることもあります。

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中はこんな感じです。入り口には守衛さんがいて、駐車場もあります。

 

3.携帯電話にSIMカードを差し込み、APNなどの設定をする

SIMカードができたら、携帯電話に差し込み再起動させ、APN設定というのを行ないます。そしてモバイルネットワークで通信事業者NTCを選べばOKです。でも大体ショップの店員さんがやってくれますので、機械が苦手な方も安心してください。日本から持ってきたものなら、携帯電話の言語を英語にする方法(そして日本語に戻す方法)だけ覚えておいて、お店の人に渡せば大丈夫です。

APN設定を自分でできるように、一応書いておきますと・・・

  • 名前: 何でもOK。NTCなど。
  • APN: 何でもOK。ntcとかwebとか。
  • Proxy:192.80.7.133(入力しなくてもOK)
  • Port:8000(入力しなくてもOK)
  • MCC:  429
  • MNC:  01
  • APNの有効/無効:有効

という感じになります。要するに、名前とAPNというのは何か入力しないといけないですが何でもOKで、あとはMCCとMNCを上記の通り入力すれば大丈夫です。プロキシとポートは一応書いてますが、何も入力しない未設定のままでもいいので、よく分からなければ空白のままにしておいてください。僕もそうしてます。

携帯やスマホの電波のアンテナが立てば、テストダイヤルしてみましょう。あ、すぐにモバイルネットワークを使える設定にしておくと、チャージされているお金がすぐになくなってしまうので、最初はオフにしておくことをお勧めします。

 

4.お金をチャージしながら使用する。必要ならデータパックにも申し込む。

ネパールの携帯電話はプリペイド式ですので、あらかじめ必要な分をチャージして使っていきます。リチャージカードという小さいカードを購入し、そこに書かれている番号をダイヤルすることによって、自分の携帯電話番号にお金がチャージされます。その分だけ電話をかけたりネットを使ったりできるというわけです。

NTCのリチャージカードはこんなやつです。

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チャージの仕方ですが、裏面の銀色の部分を削ると出てくる数字を利用します。まず*412*、そしてリチャージカードの番号、最後に#をダイヤルすると、チャージ完了です。

新しいSIMカードを作るとこんな紙をもらえたりしますが、チャージの残りを調べる方法、自分の電話番号の表示のさせ方が書いてあります。参考にしてみてください。

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作ったSIMカードは、スマホやタブレットに挿してインターネットを利用することもできます。その場合はデータパックに申し込んでおくと便利です。データパックの料金と有効期限についてはNTCのサイトを参考にしてみてください。

NTCのデータパックの料金一覧はこちら

 

このブログでは、NcellとNTC両方のSIMカードの作り方をご紹介しました。もしネパールに長期滞在される予定なら、両方作っておくと便利だと思います。どちらかしか電波が入らない地域があるので使いわけることができますし、予備として・お客さんにレンタルするものとして、いろいろ使い道があるからです。

そうそう、ネパールで売っている携帯電話の中にはダブルSIMという機能がついているものがあります。SIMカードを2枚挿すことができ、自動的に使い分けることができるんです。Ncel同士、NTC同士で電話をかけると安かったり無料になったりするので、このダブルSIMという機能はけっこう便利ですよ。