ネパールに住んでいる人、ニュースなどをチェックしている人には今さら感がありますが、一応これから旅行を予定している人のためにも書いておきますね。いまネパールは燃料不足でけっこう困ったことになっています。というのも、インドからの輸入が規制されているからです。

少し前にネパールでは憲法が制定・公示されまして、民主国家として新たな一歩を踏み出したところですが・・・じつは隣国インドがその憲法の内容に納得していないようなんですね。なのでガソリン・ガスなどの輸出を規制しているという、何とも理不尽なことをしているわけです。

ネパール南部のタライ地方(インドの国境近く)にはマデシという民族が多く住んでいるんですが、ここにはインドからの帰化民も多く含まれています。インドとしては自分たちの影響力を強めるために、マデシ系の人たちに力を持ってほしいわけです。でも今の州割りではマデシ系の議員が減るじゃないか!と怒っているんだとか。

インド側の主張としては「国境付近で新憲法の反発したバンダ(抗議活動)が行なわれてるよね?だから貨物業者が物資を運べなくなってるみたいよ?もっとちゃんと話し合って憲法見直したほうがいいんじゃない?」という感じのよう。

一方ネパール側としては「いやいやトラックは通れるって!単にインド政府の圧力で流通がストップしてるだけだろ。ネパール国内の道路は問題ないんだから、さっさと物資を運んでよ」と言っているようなんですが。

政治的な問題なので、もしかすると解決には時間がかかるかもしれませんね。ガソリンやガスはほぼ100%、食料品もかなりの割合でインドからの輸入に頼っているネパールですので、いまけっこう不便なことになっています。

ネパール国内の一般的なガソリンスタンドやガス屋さんはほぼ供給がストップしていて、バスはかなり本数が減り、タクシーも休業に追い込まれているところがほとんどです。ガスもなくなっているので、レストランやゲストハウスでも食事が出せなくなっているところがあります。

ガソリンがなくなったらネパール人はどうするのかと言いますと、「車がないなら馬に乗ればいいじゃない」みたいなことには・・・ならないみたいです。一部観光地では、いっそ馬で移動!という手もあると思いますけどね。

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↑これはチトワン国立公園があるソウラハ村の馬車。カトマンズにもタクシー代わりにあればいいのになぁ。

というわけで、今はトレッキングに来ても観光地までの移動がなかなか大変です。タクシーは高いし、下手すると行きのバスはあっても帰りの便がなくなってたりもするかもしれませんのでご注意ください。

各家庭のガスもなくなっていってます。うちには予備のガスシリンダーがあったんですが、ネパリの友達から「ガスがなくなったから分けてくれないか」と言われたら断れず・・・予備を譲ってしまったので、今の分がなくなると終わりです。ホットシャワーの分がいつまで持つかなぁ。

燃料不足も食料不足もネパールでは今までもあったことなので、まだネパール人は対応できる範囲なんですが・・・あんまり続くと不便度が増してしまいます。早く流通が回復することを願うばかりです。

これからネパールは、本格的にダサインとティハールという大きな祭り時期に突入します。ネパール人はたくましいので、こんな状況でも祭り優先で楽しんじゃうんでしょうけど・・・政府の人たちは祭りよりも政治問題解決を優先してくれるといいなー。