ネパールには日本のような四季はなく、大まかには乾季と雨季の二つの季節があります。10月から5月あたりまでが乾季、6月から9月ごろまでが雨季です。一般的に10月~12月の時期が最もトレッキングに適していると言われています。

しかし雨季と言ってもずっと雨が降り続いているわけではなく、一日のうちに何度かスコールのような雨が降る感じです。そして場所によっては何日も降り続けることもありますが、雨季でも何日か雨が降らない時もあります。

もちろん乾季に入ってからもたまーに雨は降りますし、まあいろいろってことですね。

ネパールの田舎では雨季でも、雨が降っていないタイミングを見計らって畑仕事をしますし、少ないながらトレッキングをしている人もいます。僕も、雨季の山道を歩くことがよくあるんですが・・・この時期、雨が降った後は草の多い道は要注意!

ネパールの雨季は、ネパール語で『ジュガ』という虫が出てくる時期でして、これに噛まれたら大変!けっこうな量の血を吸い取られるかもしれないんです。もし噛まれたら、こんな感じになります。

 

※あ、一応閲覧注意画像かも。

虫が苦手な人はそっとページを閉じてね!

 

 

では、ジュガの画像です!

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うわぁ・・・噛まれてた・・・!という瞬間。そう、ネパール語の『ジュガ』とは、蛭のことです。

ちなみに噛まれたのは一緒にいた日本人の友達で、ネパールに来て初めて噛まれたとのことでした。何か足に違和感がある・・・と思ってズボンをめくってみたら、噛まれていたという。そして僕が「ちょっと待って、記念に写真撮るから!」と言って撮らせてもらいました。笑

蛭って最初はしゃくとり虫みたいに細い体ですけど、身体がぷっくり膨れるまで血を吸うんですよね。調べてみると、1時間以上血を吸い続けることもあるそうです。けっこうな量吸うってことですよねぇ。

蛭に噛まれてしまったとしても、キバがあるので無理やり剥がすのは良くないそう。それで近くのネパール人のおばあちゃんが塩を持って来てくれて、振りかけました。ナメクジと一緒で、塩をかけると水分を奪われて死んじゃうそうです。退治する時は火を近づけてもいいそうですね。

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こちら、塩をかけられたジュガ。塩に水分を奪われて干からびていきます。うへぇ。

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ヒルを取り除いた後も、噛まれた傷からしばらく出血が続きます。どうやってケアすればいいのかというと、ネパール人によると、ニンニクの皮?を貼り付けるとイイのだそう。何がどうイイのかは誰も知りませんでしたが、年配の方の知恵ということで素直に従いました。

ネパールの田舎、特に標高が高い地方では、蛭は身近なものです。雨が降った後とかは草むらに近づかないようにしますし、歩きながらも蛭が足についてないか確認しながら進みます。なのでネパール人は、噛まれた後のケアにも慣れているんじゃないか!と思ったのです。

ということで蛭に噛まれた傷にニンニクの皮を貼り付けて、待つこと1時間。うん、やっぱり出血は止まらないので(笑)、家で傷口を洗って絆創膏を貼ることに。ネパールの民間療法は当たることもありますが外れることもあるので、要注意なんですよねー。

ネットで調べてみますと、蛭は噛む時に麻酔成分を含む唾液を分泌するそうです。これがあるので、噛まれても痛みを感じないんだそうですね。しかもヒルの唾液には血液凝固を妨げる成分「ヒルジン」も含まれているので、しばらく出血が止まらなくなるんだとか。ひどい時には5~6時間血が流れ続けるそうです、こわ~い。

なのでもしヒルに噛まれたら、

  1. 傷口を少し圧迫しながら水で流す(ヒルジンを洗い流す)
  2. ムヒなどを塗り、絆創膏をする
  3. あまりに痒みが続くようなら病院へ

という対処法が良いようです。

トレッキングする人の中には、靴の中に塩を突っ込んでおくとか、ズボンを靴下の中に入れておくとかする人もいます。これでヒルに噛まれるのを防ぐことができます。とにかく雨季のネパールにはけっこうヒルがいますので、ご注意くださいね。

ちなみにヒルは生き物が発する二酸化炭素を察知することができ、草むらからジャンプして人や動物に飛びついてきます。なので縦一列になって歩いていると、前のほうの人が歩いた時にヒルが気づき、順番が後ろのほうの人に飛びかかってきます。

というわけで僕は、何人かで草むらを歩く時には黙って前のほうを歩きます。この方法のおかげなのか、今まで蛭に噛まれたことはありません。えへ。