日本では最近、安保法案に反対するグループがデモやヘイトスピーチを行なっているそうですね。重要な法案が決まったり決まりそうになる時、強い反対意見を持つ人々が何かの行動に出るというのは考えられることです。

日本ではまだ平和なやり方ですね。署名活動とかSNSで仲間を集めるとか、基本的に暴力が伴わない形でのデモなどが一般的です。でもネパールでは、強硬手段により自分たちの意見を押し通そうとするグループがまだまだ存在します。それらヒンズー教原理主義者たち、過激な政治団体などにはくれぐれも近づかないようにしてください。

最近ネパールでは憲法草案や新たな法律に対する不満から、バンダ(ゼネラルストライキ)が活発化しています。見境なく人や車・バイクなどを攻撃してくる可能性もあるため、旅行や移動の際は十分にご注意ください。以下、大使館からの最近のお知らせを転載しておきます。

大使館からのお知らせ(15-63)

                   8月10日

カトマンズ盆地内におけるタクシー運転手によるストライキ(怠業)の実施について(その2)

本日(10日)、タクシー業協会は、政府のタクシー業界に対する政策(20年以上使用した中古タクシーでの営業禁止)への不満からカトマンズ盆地内でのタクシー営業を行わない旨決定し、多くの運転手がこれに追従したようです。

同業界の本日午後の発表では、更に明日(11日)から13日までの間も同怠業を継続するとのことです。同怠業が、どの程度実行されるか否かは、個々のタクシー運転手の判断となりますが、この期間はタクシーの利用が困難となる可能性がありますので、カトマンズ盆地内を公共交通機関で移動する際には御留意下さい。

なお、上記予定は、中止・変更の可能性がありますので、できるだけテレビやインターネットで最新の情報を入手して行動するよう心がけて下さい。

大使館からのお知らせ(15-63)

                   8月11日

ネパール中西部及び極西部におけるバンダ(ゼネラルストライキ)の実施について

大使館に入った情報によれば、憲法草案への不満を表明するため、昨日(10日)から、中西部では経済・産業界関係者及び学生組合が、また、極西部では宗教団体やタルー系民族グループがそれぞれ無期限バンダ(終了日未定)を実施しているとのことです。

1 中西部のバンダ実施地域:スルケット郡、ダイレク郡、サリヤン郡、ジュムラ郡、ルクム郡

2 極西部のバンダ実施地域:カイラリ郡、カンチャンプール郡

バンダの実施期間中は、終日、公共交通機関が停止する可能性があるほか、走行中の自家用車・バイクがバンダ実施者から攻撃を受ける可能性がありますので御注意下さい。

なお、上記予定は、中止・変更の可能性がありますので、テレビやインターネットで最新の情報を入手して行動するよう心がけて下さい。

今ネパールはやっと憲法を作ろうとしているところで、新たな行政区の区割り案、宗教やビジネスに関係する新案などに反対する団体は、強硬手段も辞さない姿勢で反対意見を表明しています。

バンダなんてしても結局新憲法案が覆るとは思えませんが、かといって少数派が反対のためにできることが他にあるわけでもなく。すべての人が納得できる政治は人間には無理な以上、多数決+少数派への配慮で物事を進めていくしかないわけですが・・・民主主義の経験が浅いネパールでは、なかなか難しいでしょうね。

と言っても日本や他の先進国も問題だらけ。それぞれの国の中で、無理なことはしない・できることに最善を尽くす、しかないなと感じます。僕も僕ができることに、全力投球せねば!

話がそれましたが、引き続きバンダ情報に注意を払ってください。このブログに大使館からのお知らせをすべて転載しているわけではありません。旅行中や準備中の皆さんは、最新情報に通じるようにしてください。在留届は出しておいたほうがいいですよ。