ネパールではニワトリの卵はポピュラーな食べ物で、ゆで卵はカジャ屋さんに置いてある定番メニューでもあります。カジャ屋さんでゆで卵を買うと、カトマンズなら20~25ルピーくらい、田舎に行くと15ルピーくらいで食べることができます。生卵なら10ルピー前後というところです。

日本でタマゴを買うと、安くても一個15円くらいですよね。ここのところ円安ですが、1ルピー=1円くらいと考えると、日本よりちょっと安いくらいでしょうか。ただ野菜の値段を比べるとネパールは日本の10分の1くらいで手に入りますから、肉や卵は割高だなぁと感じます。

でも僕のネパール生活の中で、何だかんだ卵にはお世話になっています。朝ごはん代わりにしたり、オマケの一品としてダルバートに足したり。よく買うモノなので卵の良し悪しもだんだん見分けがつくようになってきたんですが、先日初めて入ったお店で、ちょっと変わった卵を見つけたんです。

それが、ネパール語で「ハーンス」という鳥の卵です。日本の皆さんは分かるでしょうか?まずは写真をどうぞ!ひとつがニワトリ、もうひとつがハーンスの卵です。

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ネパールの鶏の卵って、全部茶色っぽいんです。日本で卵と言えば白いのが普通だと思いますが、ネパールでは今まで白い卵を見たことがなかったので「???」となりまして。というわけで、上の写真では、左がニワトリの卵、右の少し大きいのがハーンスの卵です。

ネパールには珍しい、少し大きくて白い卵。値段を聞いてみると、何と一個25ルピー!ニワトリの2.5倍もお高いということで、思わず聞き返してしまいました。でも友達に話を聞いてみると、一昔前までは王族しか食べられないような高級品だったらしく、値段もカトマンズで買ったら一個50~60ルピーするそうです。

(食べてみたい!でも一個25ルピーもするのかー・・・大きさが2.5倍ってわけじゃないし、絶対美味しいっていう保証もないし、うーんうーん・・・)と、しばらく悩んだんですが。日本円にして30円弱の卵を買うか買わないかでこれほど悩むあたり、だいぶ金銭感覚がネパール規準になってきたなぁと自分を褒めつつ、そんな自分へのご褒美として買うことにしました!(こじつけ)

ネパール暮らしを初めてもうすぐ1年になる僕ですが、ネパールに来て初めて、いやよく考えたら人生初の、ハーンスの卵を食べるチャンス!ですしね。清水の舞台、いえポカラ行きの飛行機から飛び降りる気分で買って帰りました。

調理方法は迷ったんですが、ニワトリの卵との違いがよく分かるようにシンプルな食べ方をすることに。ニワトリの卵とハーンスの卵、並べて目玉焼きにしてみました!

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ニワトリの卵の2.5倍の価値があるのかドキドキしながら割ってみると、おおっ!色も大きさも全然違う!ということで一気にテンションアップ! 2つ並べてみると、ハーンスの卵の圧倒的な存在感が際立ちます。どっちがどっちかは一目瞭然ですよね?

タマゴの厚みがけっこうあるため焼くのに苦労しましたが、出来上がった目玉焼きをさっそく食べてみると・・・ハーンスの卵のほうが黄身がふっくら弾力があり、卵の旨みが濃いような印象がありました。色が濃かった分、栄養も味も濃縮されているような!

同じくハーンスの卵は初めてという友達にも食べてもらいましたが、なかなか好評でした。ちょっと高いけど、これなら時々食べてもいいかなと。次は他の料理にも使ってみたいものです。オムレツやオムライスがいいかなぁ。

あ、そうそう忘れてました。ネパール語の「ハーンス」が何なのか、まだ書いていなかったですね。ネパールに住んでいる人たちはすぐ分かったと思いますが、ちょっと大きくてお高い卵を産むハーンスとは、この鳥のことです・・・!

じゃじゃーん。

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ニワトリ・・・の後を、なぜかついて歩いている小さいアヒルたちが見えるでしょうか。そう、ネパール語のハーンスとは、アヒルのことです! それにしてもこの集団、母鳥が子どもを間違えていたのか、子アヒルたちがお母さんを間違えていたのか・・・何とも不思議な組み合わせでしたが、ネパールだからありかな。笑

家畜化しているとはいえ、アヒルというかカモのような気がしますが、とりあえずネパール語ではアヒルもカモもそれっぽい鳥も、全部「ハーンス」と呼ぶそうです。日本でも中々アヒルの卵は手に入らないと思いますが、ネパールでも高級品なんですね。

ちなみに今回タマゴを売ってくれたお店では、自分ちでアヒルを飼っているので、時々手に入るとのことです。また気合いの入った卵料理を食べたくなったら買いにいこうっと!