日本ではちょっと田舎のほうに行くと、食べられる野草がたくさんあると思います。僕の実家がある四国では、今でもよもぎ や つくしなどを採って食べたりしています。野草って買うと意外と高かったりしますから、身近なところに食べられる野草があるのは幸せですね。

ネパールでも、食用にできる野草や木の実がたくさんあります。カトマンズ市内であっても、ちょっと郊外のほうに行けばそういう楽しみがあり、ネパール人たちがよく採っているのを見かけます。

とくに僕の家の上の階に住んでいる友達は、食べられる野草に目ざとい人。ちょっと山のほうに出かけたら、何かと収穫?してきて、家で美味しい料理に変身させています。そしてお裾分けをくれるんです、ありがたや。

トレッキングに行ってネパール人がよく採っているなーと僕が感じるのは、ロプシーという酸っぱめの木の実と、シスヌという草です。このシスヌっていうのがおもしろいもので、触れない草なのに食べられるんです。

どんな姿をしているかというと・・・

 

 

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どうでしょ、ほっそ~いトゲトゲが生えているのが分かりますか? このトゲトゲが曲者でして、素手で触るとすんごくイタ痒くなるんですよ。肌に刺さってしまうと、細すぎてなかなかトゲをとることができず、けっこう長い時間痛みます。山で見かけたら要注意!

でもじつは料理すると美味しいおかずになるということで、ネパール人がシスヌを見かけたら、収穫タイムが始まってしまいます。触れないのにどうやって採るのかといいますと、こんな感じで。

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先端を二股に割った木の棒を上手に使い、手に触れないように採っていきます。そしてビニール袋に入れて持ち帰るわけです。何と器用な、というか食への執念がすごい!

日本人からするとそこまでするほど美味しいのかなぁと思ってしまいますが、ネパール人的にはここまでするほどのモノのようです。こういう珍しい食材を食べてるのを見るといつも思いますが、最初に食べ始めた人ってスゴイですよね。触れないくらいデンジャラスな草なのに、もしかして食べたら美味しいかも?って考えて実行してみたわけですからね。笑

このシスヌという野草、どうやって食べるのかと言いますと。友達が作ってくれたご飯の写真と一緒にアップしてみますね。どこにシスヌがあるか分かりますか??

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そう、左上の緑のやつです!

シスヌは家に持ち帰った後、洗って煮込んでドロドロにすり潰します。煮込んでペースト状になったら、多少トゲが残っていてもチクチクしないので大丈夫。塩などで好みの味付けをして、ご飯やカレーと一緒に食べます。

ちょっとした味のアクセントがつきますし、彩りも良いしビタミンも豊富(←これだけ濃い緑色だからたぶん)! 苦労して採ってきたものだと考えると、なおさら美味しく感じますね。

ちなみに上の写真は、ホーリーというネパールの祭りの日に撮ったもの。この日はホーリーを祝う人で街が溢れるので出歩かないことに決め、我が家でプチパーティーをしたのです。お皿には友達が作ってくれたカレーとハッシュドビーフ、そしてパスタが2種のっています。美味しかった~。

ネパールでは野菜は安価で手に入りますので、野草を食べることで節約できる金額はごくわずかです。それでも野草ならではの料理を楽しめたり、ネパールの文化を理解する助けになったりします。僕も野草料理を覚えていきたいなぁ。